小夜の中山 浮世絵美術館「夢灯」
2月も最終日。
早いですね。
今月は、寒さが長引きましたが、
ここ数日は、
春の兆しも感じられますね。
さて、前回のブログでは、
粟ヶ岳に登ったお話でしたが、
その後に
小夜の中山 浮世絵美術館「夢灯」に
行きました。
大河ドラマ『べらぼう』の影響からか、
結構な観客がいらしていました。
浮世絵で、最も有名なのは、
葛飾北斎の『冨嶽三十六景』でしょうか。
千円札の図柄にもなりましたね。
コチラは、美術館に展示されている
『冨嶽三十六景』。
「遠江山中」と題されていますので、
掛川~日坂辺りから描かれたのでしょうか。
斜めに大きく描かれた角材と
その奥に鎮座する富士山の構図も面白い。
コチラは、
歌川広重の『冨士三十六景』。
北斎の『冨嶽三十六景』を
意識した浮世絵とも言われています。
コチラは、
歌川広重の『東海道五十三次』。
2枚とも、同じ「日坂」の浮世絵ですが、
よく見ると 雰囲気が違いますよね。
色を変えることにより、
朝に見えたり、夕方に見えたり。
浮世絵ならではですね。
当時の浮世絵は、
1枚が蕎麦1杯くらいの値段と
言われています。
今で言うと、
雑誌を買う感じでしょうか。
絵画が一部の特権階級のモノではなく、
庶民も嗜むことができたんですね。
ですから、当時の庶民の文化レベルの
高さが伺えます。
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